ATF CVTF交換

メーカー基準では無交換であることが多いATF CVTFですが当社では定期的な交換をお勧めしております。
当然、メーカーでも長期間の耐久テストを行った上での基準だと思われますが、やはりオイルである以上劣化による性能低下は否めないと考えます。
無交換でも壊れないということと性能が維持できることとは違いますからね。
当社では圧送交換機トルコン太郎を使用したATF CVTFの交換作業お勧めしております。

トルコン太郎の特徴

現在では多くの工場様で導入されているトルコン太郎 ですが、特徴としては古いオイルを抜き取り、回収しながら新油を注入していくことで、従来の抜き取り、補充を繰り返す交換方法よりも短時間で効率的に交換することが可能です。
また、内部で油路が完全に分離されており回収したスラッジを車両に戻すこともありません。

交換可能車種と当社の考え方

現在は国産車全メーカーのみ承っております。基本的にはオイルクーラーホースがトランスミッション外部へ出ている車両のみですが、特殊なアタッチメントを用意していますのでオイルクーラー直付けタイプの車両も当社では交換可能です。
※当社に在庫がないタイプの車両はアタッチメントをお取り寄せ致しますので少しお時間を頂きますが交換作業自体は可能です。

長距離無交換車両でも点検結果により交換可能な場合が多いですので一度ご相談ください。

よくあるお問い合わせで、長期無交換なので交換すると壊れるといわれたというご相談がありますが、当社としては全量交換後に変速ショックやシフトラグが出る場合は交換前からすでに不調であった可能性が高いと考えます。
使用過程で劣化し、動力伝達能力、潤滑能力、洗浄能力などが低下しているオイルの現状である程度バランスが取れてしまっているため、前述の各種能力が高くなった新油と入れ替えた場合故障の症状がより顕著になって表れたということです。

お預かり時のお客様への問診、試乗チェック、コンタミチェッカーを使用してのオイルチェックなどで交換の可否を判断させて頂いております。
もちろんご依頼いただいた中には全量交換をしない方がいい、もしくは悪化する可能性が高いので交換自体をしない方がいい車両もありましたが、現在の所当社で作業させて頂いた限りでは、長距離無交換車両であっても交換後の症状悪化はありません。

もちろん今後も100%大丈夫とは言いませんが各種点検でリスクを極力減らすよう注意を払っています。